『子どもと期間限定について考える』
たべっ子どうぶつのライオンくんのポップコーンケース、マインクラフトやちいかわのハッピーセットなど、キャラクターのノベルティ商品で最近、子ども向けに大人も並んで売り切れが続出という事態が発生しています。大人のファンが増えるのは悪いことではないと思いますが、ネットで何でも簡単に売れるようになったために、高値を見越して、転売ヤーだけでなく、一般の人でも、買い占めてネットオークションで小金を稼げるという状況が常態化しつつあります。子どもに楽しんでもらいたいという作り手側の本来の目的から離れ、市場が独り歩きしてしまっています。何か方法はないのでしょうか。 映画のタイアップ販促が多いので、集客目的ということもあって期間限定にならざるをえないのでしょうが、期間過ぎてもしばらくは買える形にすれば多少は希少価値が下がるのではないでしょうか。また、店頭スタッフに負担はかかりますが、商品販売時に引換券で渡し、別窓口で受け取るなど、あえて二度手間を作り、大量購入のチェックと同時に、商品購入の行列も緩和するなどの方法は考えられます。とはいえ、やはり、一般の人までが(自分のコレクション目的以外で)余分に買って売るという投機的な購買の習慣化は、キャラクターファンから逸脱した消費者側のモラルの問題として自粛や相互牽制していきたいものです。