「意味のある意味のないこと」
4月11日(金)放送のNHKの「72時間」は、ふじみ野市のメダルのみで遊ぶゲームセンターが舞台でした。メダルは景品やお金と交換はできないがたくさんメダルがあればそれだけ長く遊べ、残ったメダルも預かってくれ次に来たときに使えるそうです。メダル自体を増やすゲーム機もあります。わざわざ遠くから来る人、終電ギリギリまで遊んでいる人などいろいろですが、ほとんどの人は「意味のないことをしている」と言いながら結構楽しんでいました。みんな普段は仕事など“意味のある“ことをしてるのでしょうからここでの時間はきっと“意味のないこと“に意味があるのでしょう。それこそ究極の“癒やし”かもしれません。最近ゲームの実況動画を見る子どもが増えています。うまくなりたいからではなくスキマ時間にボーっと見ているだけでいいらしいです。ふだん学校や習い事で忙しい子どもたちにとっても、意味のある“意味のないこと“なのかもしれません。ただ、子どもの癒しになっているとすれば、一定の区切り時間の設定(動画の尺)、プレイヤーのノンキャラ性(あえてカリスマやインフルエンサーでないこと)、広告との非連動性などは重要だと思います。