子ども×マーケティング×物語
2023年4月にこども家庭庁が発足し「子ども大綱」が発表され“子どもまんなか社会“というキーワードに基づく今後の国の子ども政策の方向性が出されました。世界的にも、すでにSDGsと同様に、子どものWell-Beingや子どもの権利といったテーマが浸透してきていますが、「こども大綱」の元になっている「こども基本法」もそれらを背景にしています。子どものマーケティングやコンテンツビジネスにおいても、今後それらをふまえた新しいコンテンツ開発やコミュニケーションの視点が求められます。
マーケティングにおけるメディアやコミュニケーション手段としては、すでにインターネットが中心になっていますが、マーケティングコンテンツ(伝えるべき中身)ということでは、ストーリーブランディングやシグネチャーストーリーなど、物語という要素がより重要になってきています。そしてまさに、子どものマーケティングにおいては、物語性そのものが、マーケティングの対象であり手段でもあります。
このコーナーでは、Well-Beingや子どもの権利といった視点も踏まえながら、物語という切り口から新しい子どもマーケティングのヒントを探っていきたいと思います。