夕方のニュース番組で、次来るのは「お菓子帳」?ということで駄菓子の交換というのをやっていました。子どもは、ボンボンドロップシールが手に入らないので、シール帳の代わりに大きな駄菓子を入れたお菓子帳のファイルを持ち歩いて交換するというものです。交換する子どもも楽しそうだし、取材された親も、「高額ではないし、自分たちのお小遣いで計算しながらやるのでいいかな?」とコメントしていました。お店屋さんごっこにも似ていて、お菓子交換自体は楽しくていいと思うのですが、いくつか気になる点もあります。
一つは、「次に来るのは?これ」と、結局なんでも大人的なビジネストレンドにしようとすること。もう一つは物々交換は経済の基本だからお金の教育に結びつくなど、子どものビジネスマインドの啓発に持って行こうとする傾向です。無理やり大人的な目的をつけ加えるのではなく、遊びは遊びで終わらせておくことも、逆に自然な子どもの体験学習として重要ではないでしょうか。
また、いま共働きが8割を占める子育て世帯の日常の中で、学童や放課後教室にはもちろんお菓子は持ち込めない中、時間にもお金にも場所にも限定されずお菓子帳でお菓子交換できるのは、やはり一部の子どもたちではないかとも思います。単価が安いので、経済的な格差は生じないかもしれないが、交換の時間や場所が持てるかどうかという点でも、流行りものにすることへの不安が残ります。
いずれにしても、企業による場づくりと、子どもたちの最後の砦である駄菓子までもが、価格がつりあがらないような商品や仕組みづくりは課題だと思います。
